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ミックスボイスについて改めて考えてみた [ボイストレーニング]

以前、ミックスボイスの記事を投稿しましたが、もう2年以上前になるんですね。
投稿記事の中で閲覧数、コメントが一番多かったり、違うボイトレサイトで投稿記事とそっくりの記事を見付けたりと、色々楽しみが増えたキッカケでもありました。

そしてボイトレは今も続けているわけですが、当時と今では、考え方や感覚が違う所も多々あるので、内容を改めて投稿しようと思います。
意見がコロコロ変わってしまい申し訳ないのですが、素人なので大目に見て!

Q.ミックスボイスって結局何?
A.負担のない正しい発声がある程度のレベルにまで達した状態。
  習熟度、声質、目指す方向性によって、裏声・地声感覚かが変わります。
  極端な裏返りをせず地声~裏声の行き来ができればミックスと考えていいと思ってます。
  つまり、強かろうが弱かろうがミックスなのです。
  ミックスそのものになるのは比較的簡単だけど、それを歌に応用していくのが難しいのです。
  また、ミックスには裏声(ライト)ミックス<地声(ハード)ミックスの2種類があります。
  習熟度と練習量(裏声か地声か)の比重によってどちらかに成ると思いますが、地声系の方が難しいです。
  後者を目指す人が多いと思いますが、地声の練習をより意識するといいと思います。
  YUBAさんの書籍は裏声練習がメインなので、地声系希望の人は簡単には望む効果は得られないと思います。
  念のため言っておくと、両者に優劣はありません。
  同じ曲でも、裏声系・地声系を使い分けるのと面白いですよ。

Q.ミックスボイスは地声か裏声か?
A.気にしなくていいです。
  僕は地声だと思ってますが、人により感覚は違うのでどちらでもいいです。
  ちなみに地声だと思う理由は、ミドルボイス、ヘッドボイスはファルセットでも出せるからです。

 
Q.ミックスって特別な感覚で出すの?
A.その様な感覚はないです。
  地声でも裏声でもない感覚、地声と裏声を混ぜる、など色々ありますが、気にしなくていいです。
  強いて言えば、軽めに出したチェストを更に少しずつ軽くしていく感覚。
  僕の場合、習得初期は裏声感覚が強く、次第に地声寄りになっていきました。
  とにかく、負担のない正しい発声を身に付けることが最優先です。
  ミックスは正しい発声の結果論であるということを常に念頭に置いておきましょう。


Q.ミックス習得のプロセス教えて
A.①YUBAさんのホーホーで混ぜ声と楽な高音発声を習得
  ②しばらく歌いこんで慣らす
  ③多分裏声の音色のままなので、地声(声帯閉鎖)の練習を増やしていく
  ④ひたすら練習と実践の繰り返し
 
 あくまで僕の場合なので、やり方は人それぞれです。


Q.ミックスのコツ教えて!
A.①少しずつ声を軽くしていく(息の量は増やさなくていいです。慣れたら少しずつ増やしていいかも)
  ②強い声を出そうと思わない(次第に強くなる)
  ③声帯閉鎖を意識しない(閉鎖を意識すると多分喉の方が閉まります)
  ④気持ち口を縦に開けることを意識すると出しやすいかも(僕の場合)
  ⑤声を息に乗せる


Q.ミックスとコーディネートファルセット(CF)の違いは?
A.ミックスは裏返すことが出来て、CFはできない。
  とは言うものの、CFの延長線上にミックスがあると今は思ってます。
  つまり、ミックスの初期段階がCF。
  ミックスは声帯閉鎖を維持(少しは変形する)、CFはミックスほどではないけどある程度できている。
  つまり、CFは閉鎖は不十分だけど、少しずつ声帯を変形できている状態なんだと思います。(多分)
  ここから閉鎖や声に力を入れていく訓練をしていけば、いずれミックスになるんじゃないかなと思います。
  僕はこのパターンでした。
  CFだとしても、カラオケでは目立つよ!


Q.ミックスになるとカラオケで目立つ?
A.目立ちます、良くも悪くも。
  称賛を浴びることもありますが、多分最初だけです。
  あの狭い空間では、長時間ミックスの高音と声量を聞かされるのは辛いと思います。
  集団カラオケは「コミュニケーションの一環」です。
  仲の良い者同士以外では、高音曲は数曲に抑えた方がいいです(会社の飲み会の2次会とか)。
  特に名目上違くとも、実質の接待カラオケは要注意です。
  (役員や歳の離れた上司が一緒なら接待と認識しましょう。ちなみに前社で誤爆経験あり)
  気持ちよく歌うことが目的の一人カラオケとは全くの別物なので、注意しましょう。
  ネタとして女性アイドルなどを高音で出すのはアリだと思います。
  僕は踊りながら倖田來未のキューティーハニーとかやりますw


Q.ミックスになれば歌うまくなる?
A.多少はマシになる程度。
  ミックス(と言うより、正しい発声)はあくまで歌を歌うための一要素なので、それだけでは限界があります。
  正しい発声を身に付けた後に、自分の得意・不得意分野を見つけていくという大変な作業が待っています。 
  動画サイトに素人とプロの歌唱力を比較した動画がありますが、多くのコメントにもあるように、
  高音が出るだ  けでは無意味です。
  高音が出るようになると嬉しくて曲が偏る気持ちもわかりますが、ある時自分で気付きます。
 
  「高音だけじゃダメだ。低音も表現力ももっと磨かなきゃ」と。
 
  そこから、自分の得意な音域、細かい表現などを時間をかけて練習していく必要があります。
  繰り返すように、ミックスを習得した後こそ、自分のスタイルを見つけて練り上げていくことが重要です。
  たかが趣味、されど趣味、どうせなら行けるとこまで行って気持ちよくなりましょう。

 
Q.うまく聞こえるコツ教えて!
A.①歌詞のリズムを更に正確に覚える(効果大)
  ②語尾はフェードアウト気味に歌う(効果大)
  ③自分の得意な音域を覚えておく
  ④恥ずかしがらず表現する
  ⑤歌詞を読みこみストーリーをイメージする(効果大)
  ⑥エコ―でごまかすw
  
  ②→語尾は声を少しずつ小さくして余韻を作ることをイメージしましょう。
     自分の歌を聞いてみると分かりますが、語尾は結構ぶつ切りにされてます。
     
  ⑤→良く言われていることですが、歌詞の情景をイメージしてみましょう。
     失恋の曲のイントロなら少し泣きそうな声(少しね)で、
     サビで声量を上げて感情をより込めて歌う、みたいに。
     歌詞に合わせて色々イメージしてみましょう。


Q.ロック、メタルって難しい?
A.個人的にはポップスとかの方が難しいです。
  なぜなら、ポップスの方が喚声点を行き来する頻度が高いからです。
  もちろん、曲によりけりなのですが、ロックやメタルは喚声点以降の音しか使わないことも結構あるので、
  そういう意味では簡単かも。
  うまく歌うとなると別問題ですが、カラオケレベルではポップスの方が難しいと思ってます。


Q.まさゆきの音域はどれくらい?どんな声なの?歌うまいの?
A.完全にコントロールできるのはlowE~hihiA
  低音はデスボイスみたいな声にすればもっと下まで出るけど、正確な音は不明。
  高音は瞬間的にはhihiBまで出るけど、コントロールは無理。

  普段の声は福山雅治より若干高い程度で、男子の中でも結構低めな部類かと。
  昔から輪郭がはっきりしないこもり気味の声なので、相手が聞き取れないことも結構あるorz
  多分生まれつき声帯が若干離れているのかも。
  ボイトレを始めてからは、意識的に通る声にできますよ!(無意識は無理)

  残念ながら、ガチに歌うよりも、ネタに走った方が圧倒的に評判がいいですorz
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まるぽん

こんにちは!
僕はいまミドルボイス習得を目指しています。
純粋なファルセットの音域が低いうちはやはり地声とつなげる事ができないのでしょうか

あとかなり喉に負担がかかりますが、地声から裏声(キンキンにしたCF?)には人に聞かせることはまずむりですがつなげる事ができます。

最後に…ヘッドボイスがCFとどう違うのかまったく理解できません…ただファルセットを声帯閉鎖するとキンキンした芯のある声(CF?
はでますが頭や鼻にはこれっぽっちも響かないです。コツ…いや練習方法などありましたら是非教えて下さい。

いつもブログ参考にしていますのでこれからも是非続けて下さい宜しくお願いします。
by まるぽん (2015-10-29 03:15) 

まさゆき

>まるぽんさん
コメントありがとうございます、お返事が遅れてすみません。

■あとかなり喉に負担がかかりますが、地声から裏声(キンキンにしたCF?)には人に聞かせることはまずむりですがつなげる事ができます。
→先に喉が痛くならない発声を身につけてください。

キンキンするのは、おそらく声帯閉鎖が過剰に働いている状態だと思うのですが、練習を続けていくと、力の抜き加減が分かってくると思います。
それよりも気になったのが、喉に負担がかかるという点です。
おそらく、声に芯を出そうと意識している可能性がありますので、まずは声質が柔らかくても良いので、喉が痛くならない発声を身につけましょう。
その状態を維持できるようになった後に、声に芯を入れる練習をしてみましょう。

■ヘッドボイスがCFとどう違うのかまったく理解できません
私も時期によって認識が変化してきたのですが、
現在の認識では、「CFとは、習熟度が浅い状態のヘッドボイス」です。
理由は、ヘッドボイスが「意識的に」地声と裏声の比率を調整できるのに対し、CFは地声方面への調整ができないからです。

■コツ…いや練習方法などありましたら是非教えて下さい。
→まずは、前述通り喉が痛くならない発声を覚えてください。
その後に、声に芯を入れる(地声要素を強くする)練習をしましょう。
芯を入れる方法は、喉ちんこの裏側(頭と首の付け根あたり?)で声を作るイメージです。
または、濁音系で練習すると感覚を掴みやすいと思います。
by まさゆき (2016-04-24 22:17) 

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