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基本を知らない者に型破りはありえない [アクアリウム]

僕は朝起きたらまず最初に水槽のチェックをすることにしています。
水温、エサの残り、魚の調子は悪くないか・・・・etc
そんなこんなで今までにないくらいの細かい管理を続けてきたせいか今ある水槽は極めて順調で、四年ほど飼っていて死んでしまった魚というのはごく少数でした。
あんな小さい体でよくここまで生きるなぁと魚の予想外の生命力に驚きながらも、我ながらよくここまで育てたなぁとちょっと感心もしていました。
優雅に、時には意味不明?に泳ぐ魚を見て毎日のほほんとしていました。
その幸せを崩してしまうような出来事が近づいていることも知らずに・・


今までのアクアリウムネタでよく紹介してきたコリドラスとプレコという魚は、他魚に比べて水を汚しやすいという性質があるので定期的な水換えをする必要があります(他魚もそうなんですが)。
最近プレコの数を増やしてきたせいか糞の量が多くなってきたので、水換えのペースを速めようと思い五日に一回→二~三日に一回というペースに変更したのです。


水換えのペースを速めてから数日後、朝起きていつものように水槽を眺めると・・・
そこには変わり果てた魚達の姿がありました。
最初は何が起こったのか理解できずに呆然としていました。


病気の症状は出ていない
エサ不足でもない
激しい温度変化もない


色々と考えても原因は分からずぼーっと水槽を眺めていると傍らには水換えの道具が。


・・・・


水換え?


そうだ水換えだ


原因がはっきりと分かったわけではないのですが、間違いなく水換えが原因だと思います。
細かい説明は省きますが、そもそも水換えをする理由は水槽に溜まった有害物質を取り除くことにあります。
水換え以外にも水槽の中にはバクテリアという魚が生きるための環境作りの手助けをしてくれるものが存在し、このバクテリアがいないと魚は生きることが出来ないのです。


しかしこのバクテリアというのは十分に時間が経った水槽にしか存在せず、我々が普段使用している水の中には塩素が含まれていることもあり存在していないのです。
しかし既にバクテリアが根付いている水槽では多少新しい水を入れたところで「水の基本」は出来上がっているためあまり問題はないのです。
一番の問題はバクテリアが水に根付くのには時間がかかるというところです。


更に古い水と新しい水とでは水質(PH)が違っています。
水質の違う環境が突然襲ってくると、「PHショック」と言って変化に耐えきれずに死亡してしまうのです。
なので水換えをする際にはこの負担を和らげるために少量の水で済ませなければいけないのです。


おそらく僕がやってしまったのは
・バクテリアが新しい水に根付く前に更に水を加えてしまった
・頻繁な水換えによるPHショック(実際に測ってみたらかなり変化してました)
を同時に起こしてしまったことだと思います。


魚を買ううえでは最も重要なことであると同時に最も基本的なことでもあります。
これを無視すると初心者向けの丈夫な魚でも一晩しないうちに全滅なんてことが起こってしまうわけです。
熱帯魚初心者の人がそれ以降飼うのを止めてしまう一番の原因がコレです。


そんなこと分かり切っていたはずなのに目先の汚れのみに捉われすぎていた自分が情けないです。
幸い三分の二程度の魚は残りましたが、お星さまになってしまった子たちには本当に悪いことをしてしましました。
お星さまになってしまったのは、コリドラスが五匹、セルフィン以外の全てのプレコ。
今回の失敗を基に基本を徹底して魚達により良い環境を提供してくことを心掛けたいと思います。
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